こんにちは。アップライドの朝日です。
先日、突然見知らぬ保健師さんから会社に電話があり「朝日さんの健康診断の結果について会社に伺って話がしたい」との電話が入りました。
新手の営業かと思っていましたが、後日保健師さんが会社にやってきて説明を聞いたところ、健康診断の結果があまりよくない人(私のような人)の生活習慣を改善すべく、3カ月間無料で生活習慣指導(修行)をしてくれるとのことでした。
その場でかなり具体的な食事制限方法やトレーニング方法などを打合せし、今度はアプリをダウンロードして3カ月間毎日体重を報告する。
報告をしないと報告するように電話が掛かってくる!というなかなか強烈な内容です。
親戚でもない私のことを無料で手厚く監視してくれるということですね・・・・・
このような経緯でダイエットプランを考えているときにふと気づいたことがありました。それをこれからお伝えしたいと思います。
ノーリフティングケアとダイエットの共通点?!
ノーリフティングケアは、福祉用具を活用することが目的ではなく、労働安全衛生を改善するための組織作りや取り組みそのものとされています。
具体的には職場でPDCAサイクルを回して労働安全衛生を改善していきます。
このように聞くとなんだか難しいように聞こえてしまいますが、私は個人的に、ノーリフティングケアはダイエットと非常に似ていると思っています。
まず目的を「かっこよくなるために痩せたい」と決めます。
次は痩せるための方法や課題を整理します。
「お酒をビールからハイボールに変える」「夕食の炭水化物は控える」「軽い運動をする」と方法を決めて実行して体重計に乗る。
結果をチェック、効果を確認し、「もう少し運動量をふやす」など実行策を改善していく。
まさにPDCAサイクルです。
福祉用具はサプリメントや鉄アレイのようなもの
私は、福祉用具を販売する立場ですが、ノーリフティングケアの「福祉用具を活用することが目的ではない」というフレーズが非常に重要だと感じています。
例えばダイエットをしようと思ったときに、「かっこよくなりたい」とか「健康になりたい」ということが目的であって、それからサプリメントを買って食事制限をしたり、鉄アレイを買って筋トレをしたりします。
サプリメントを買うことや鉄アレイを買うことが目的にはならないですよね。
ノーリフティングケアも施設で目的、目標を決めて、その目的を実現するために様々な活動を行っていく。
その延長線上に課題を解決するためのツールとして、福祉用具があるということになります。
ノーリフティングケアは「介護者の負担軽減」以外にもメリットがいっぱい
ダイエットは日本中の方が知っていて、チャレンジした方も沢山いると思いますが、ノーリフティングケアは少しずつ広まってきてはいるもののダイエットほど知られていないのが現状です。
ノーリフティングケアはダイエットと同様に実施すれば施設職員や利用者に良いことが沢山起こります。
私もそのような場面を沢山見てきました。
職員の腰痛が減ったり、利用者の皮膚トラブルが減ったり、拘縮が緩んだりと沢山のメリットがあるのですが、なかなかこのメリットを口頭でご説明しても具体的なイメージが伝わりません。
どのようにこのメリットを皆様に正しくお伝えすることができるのかを私たちは日本ケアリフトサービスと共に考えてきました。
そこで考案したものが、職場のリスクを科学的に見える化させるサービスです。
ダイエットもノーリフティングケアも大切なのは現状把握と効果測定
ダイエットをしようとした時に、まず最初にやることは体重計に乗って今の体重や体脂肪率を把握して、運動した後に毎日体重計に乗って効果を測定しますよね。
それと同様にリスクの見える化は簡単なWEBアンケートと腰痛リスク計測機「マルポスメジャー」を使用し、職員の業務中の腰痛リスクを計測。
アンケートと計測の組み合わせにより、職場環境の様々なリスクを数値化し見える化するサービスです。
ノーリフティングケアもダイエットも実施するときに重要なことは、現状把握と実施後の効果測定が重要なポイントとなると思います。
この職場のリスクの見える化により、何をすることが最適なのかを決めるための判断材料として役立てることができます。
ノーリフティングケアを実施していきたいけど、何からして良いのか、どんな方法が最適なのかを悩まれている方も多いと思います。そんな時は”はじめの一歩”として現状把握をしてみてはいかがでしょうか。
その結果を基に私たちも一緒によりよい職場環境を実現させるためのお手伝いをさせて頂きたいと思っています。