こんにちは!
アップライドマガジン編集部の髙木仁志です。社名変更と並行して進んでいた新しい試み「UPRIDEセミナー」について、同じ社員として近くで感じたことなどを発信してゆきたいと思います。
まずは、今回、初めて記事を書かせて頂くにあたり、簡単な自己紹介から。
職務内容は福祉用具の営業、具体的には、福祉用具が必要になった方とご相談の上で、最適な機種のご提案や、導入後のアフターフォローなどがメイン業務となります。社歴は2年弱、前所属会社でも7年程、同内容の業務を行っておりましたので、現在の業界自体には9年弱携わっております。
よろしくお願い致します。
そもそも「UPRIDEセミナー」とはなんぞや?
弊社がこだわり大切にしている活動の1つに介護従事者向けのセミナーがあります。これは、介護の現場で働かれている方だけに限らず、介護に携わるご家族様や介護を受けるご本人様も含め皆様に向けた内容も含まれています。世の中には、数えきれないくらい多くの福祉用具があり、どんなものがあるのか? どれが適しているのか?など困ってしまうケースが少なくありません。どんなものがあるのかを知らないと、まず選択肢にも上がってきませんし、知っていても色々な仕様などがあり、ますますわからなくなってしまうとお聞きすることがあります。
福祉用具を、より的確に選び、より快適に使っていただくことで、使う方の気持ちや身体に良い変化が起こり、日々の生活に生きる喜びが感じられるように……。何か情報提供のサポートができないだろうかと、考えた結果生み出されたものが、この「UPRIDEセミナー」です。
今、困っている方へはもちろんのこと、「特段困ってはいないのだけれど、もっと何か良い手段はないのかな・・」などと考えられている方々の気づきの「ヒント」としても受け取っていただければ嬉しいです。
セミナー講師は、弊社名物インストラクターの 栗原 俊介 !
記念すべき第1回目のUPRIDEセミナーが開かれたのは昨年11月12日と19日のこと。知る人ぞ知る!?弊社名物インストラクターの栗原が、「ノーリフティングケア」 をテーマに、お話をさせていただきました。今回は、コロナ感染拡大防止のため、ZOOMを使ったオンラインセミナーです。
ちなみに、栗原は私からすると「福祉用具専門相談員」「福祉住環境コーディネーター」「福祉用具プランナー」「リフトインストラクター(上級)」「シーティングエンジニア」「ノーリフトケアコーディネーター」などなどの資格を持つ、福祉用具のスーパーマン的な存在です。(本人は、もう名刺に資格が入り切らないと嘆いております)
栗原の事をニックネームで「マニアック」と愛情をこめて呼んでくださる地域も存在するとかしないとか・・。
そんな熱狂的なファンの方の支援のお力なのか、開催の告知が十分に行き届かなかった第1回「UPRIDEセミナー」ですが、ケアマネジャー・理学療法士・作業療法士・看護師・栄養士の方々や特別養護老人ホーム・有料老人ホームの職員の方々など、幅の広い職種の方からご参加の申し込みをいただくことができました。セミナー自体は、今後1~2か月程度の間隔で開催を予定しております。参加は無料、お申込みは弊社ウェブサイトにてオンラインで受け付けております。
~参加方法に関して、ご不明点など御座いましたら、弊社宛にご連絡下さい。~
さて、話は戻り、第1回目の「UPRIDEセミナー」はどのような感じだったのでしょうか?少し覗いてみましょう!
関わる人の人生を変えてしまう「腰痛」
今回のテーマである「ノーリフティングケア」と切っても切れない密接に関係する腰痛のお話です。この記事を読んでくださっている方々の中にも、心当たりのある方もおおいのではないでしょうか。
もし介護に携わっている方が腰痛になってしまった場合、どんな影響が出ますか?
・腰痛になってしまった本人は・・・。腰は痛いし、就業されている方は休業し収入などにも影響が出て困ってしまうかもしれません、状態によっては腰痛との一生のお付き合いを余儀なくされるかもしれません。
人生が変わります。
・介護を受けている側の方は・・・。介護していた方が腰痛となってしまうことで、今まで通りの介護を受けられなくなってしまうかもしれません。
人生が変わります。
・周囲の方は・・・。腰痛になってしまった方が抜けてしまうことで、他の家族や施設サービスであれば他の職員がサポートに入る必要が出るかもしれません。
人生が変わります。
・国は・・・。かかる医療費が増えれば、結果として税金が上がります。
人生が変わります。
少し大げさのように感じるかもしれません。
ただ、私が外回りをしていて、「介護されている方が腰痛になってしまったから、在宅生活を諦めて施設入所した方がいて……」とお聞きするケースは決して少なくありません。
弊社の推進する「ノーリフティングケア=持ち上げない介護」は、2013年に厚生労働省が定めた「職場における腰痛予防対策指針」の中でも、各職場で検討すべき項目として明示されています。セミナーの中では、ノーリフティングケアのマインドを実践して下さっている施設の実例や動画・データ分析をご紹介しながら、皆様に理解を深めていただきました。1時間という短い時間ではありましたが、参加して下さった方からは、「参考になった」「話が分かりやすかった」「講師が面白かった」など嬉しい感想を頂きました。今後も皆様の知りたい内容を考えながら発信をしてゆきたいと思います。
“未来につながるケアと暮らし”のために・・・
持ち上げない介護を、私たちも皆様と一緒に考えさせてもらえませんか?
第1回「UPRIDEセミナー」あとがき・・・。
栗原 「あ~!失敗した!!オンラインセミナーで周りに誰もいないのに、マスク付けっぱなしで話してた・・・・自分の顔見えないね・・・。」
試行錯誤は、まだまだ続くのである・・・・・・・。