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リフトで応援!高齢のご両親と障がいのあるご子息の持続 可能な暮らし

みなさん、こんにちは!アップライド福祉用具専門相談員佐藤です。

今回私がご紹介するのは、私たちライフサポートチームが初めて天井走行型介護リフトSOEL CXを一般のご家庭に納入した事例です。
SOELは、幣社のグループ会社JCLS(日本ケアリフトサービス株式会社)が日本の生活環境に合わせて開発した新ブランド。昨年秋に東京で行われた「国際福祉機器展」にて初めてお披露目されましたが、
そこでのお客様との出会いが、今回の納入につながりました。

障がい者給付金を活用し、移乗負担を軽減する介護リフトをご自宅に

今回のお客様は、昨年秋の「国際福祉機器展」にご来場されて弊社を知り、ご相談くださった方です。ご相談の内容は、障がいのあるご子息の移乗介助をご両親でされてきたものの、
高齢になってきたため、移乗の負担を減らして、できる限り長く一緒に暮らせるようにしたいというものでした。

機器展後、早速ご自宅の家屋調査に訪問させていただきました。環境確認後3種類ほどリフトをご提案し、ご家族と相談の上、新商品のCXクロスを納入することになりました。
実際に機器の販売が始まるまでには時間がかかりましたが、その間もお待ちくださっており、満を持しての納入でした。
障がいの給付を使っての購入のため、障害福祉課と連携の上申請となりますが、担当のソーシャルワーカーもご家族の介護状況、生活環境に負担の軽減の必要性を理解されていたため、
相談、申請をスムーズに行うことができました。

介護リフトの設置場所は、今後の生活変化も見据えて長い目で

リフトの納品が決まり、生活環境を相談する中で、一つ懸念があったのが車椅子への乗り降りを行う場所が、リビングと介護ベッドのある寝室、という2ヶ所に及ぶことでした。
基本的には、特別な事情がない限りはリフトは2台公費で購入はできません。寝室と浴室といった用途の違う場所での使用には使える可能性はありますが、リビングと寝室という環境では、
ベッドをリビングに移す、ベッドから車椅子に移乗するなど工夫をしてほしいと福祉課のソーシャルワーカーより指摘が入りました。
そこでご家族と相談したのが、なにを一番に考えてリフトを導入するかです。

ご家族からは、負担を軽減して、家族で長く一緒に暮らしていきたいとお話があり、すぐではないにしても、いつかは介護ベッドをリビングに置いて生活をしていく事になりました。
そこで天井走行型リフトCXもリビングに設置することに。将来ベッドを置くであろう位置を考慮してリフトの可動範囲を決め、レールを施工しました。

ご家族は【寝室は寝室という考えはありましたが、一緒に長く暮らしていくためには工夫も必要だと考え、自分自身の体の労わりながら生活していきたい】と話されていました。リフト導入後、車いすから移乗動作をするご家族の姿を見て、お互いの体を大事にして一緒に暮らしていくために用具を導入し、生活環境を変える大事さを改めて考えさせていただきました。

M.I.S
ソエル
ノーリフティングケア
介護リフト
移乗・移動
この記事を書いた人
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佐藤光央
元老人保健施設介護職員 有料老人ホーム相談員として勤務 有料老人ホームに勤務中、施設に来ていた福祉用具相談員の方と話をしてこの仕事をしり、日々用具の事を学びながら、お客様と相談しながら適した用具を仕立てられるように頑張ります。
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