皆さま、こんにちは。
代表の宇吹博志です。
弊社の関連会社「日本ケアリフトサービス(JCLS)」では、働く介護スタッフの皆さんのココロとカラダのコンディションを支える製品やサービスとして「CheerL(チアエル)シリーズ」を展開し始め、このアップライドマガジンでもお伝えしてきました。
「CheerL(チアエル)」には、「応援(Cheer)」と、その気持ちを届ける「エール(Yell)」という想いを込めています。
今回の社長コラムでは、「CheerL(チアエル)シリーズ」の重要な役割を担う「HRV mini」をご紹介させていただきます。
この製品もまた、すでにリリースした他の健康ケア製品と同様、台湾のデジタルヘルス企業とのパートナーシップでご提供するものです。
〇 デジタルヘルスの国、台湾
台湾のデジタルヘルス分野は、制度・政策・技術の三位一体で進んでいて、アジアでも注目されるモデルのひとつです。
COVID-19対策の際は、健康保険システムと出入国管理・旅行歴などのデータを統合し、症状・接触歴などに基づくリアルタイムな医療支援・感染拡大防止に活用し、さらに、マスク配布の在庫情報をオープンデータとして提供し、アプリ等を介して市民にリアルタイム情報提供を行うなど、技術を公衆衛生政策と結びつけたことで台湾のデジタルヘルスが一気に世界で知られるようになりました。
現在、国家戦略として、遺伝情報・臨床データを集積・解析し、個別化医療/予防医療を推進するという動きもあります。
〇 心と体のストレスや疲労度を約2分半で測定できる「HRV mini」の仕組みとは?
「HRV mini」は、CheerLシリーズの音波振動マシン「evolio」や「ストレッチトレーナー」との相性が高く、これらの使用前後でのストレスや疲労度等を客観的に把握できるツールとして位置付けています。
「HRV mini」と「evolio」等の関係について、ご紹介させていただきます。
このHRV miniを開発しているのは、台湾の新竹市(シンジュー/Hsinchu City)にあるデジタルヘルス企業 “ Golden Smart Home Technology Corp.”(GSH)です。
GSH社は、自律神経系解析器、体成分析器、血圧・血糖・体温計などの測定機器、そして、クラウドによるプラットフォームで情報を一元化するサービスを提供しています。
「HRV mini」はHRVという心拍と心拍の間隔のゆらぎを解析し、自律神経バランスを客観的かつ簡便に評価いたします。HRVは、ストレス・疲労・回復状態の評価に有効といわれており、例えば、高ストレス時にはHRVは低下し、リラックス時や休養が十分な時にはHRVは上昇します。健康状態の指標としての活用が可能で、睡眠の質、運動後の回復、精神的ストレスなどを定量的に把握する場面で活用されています。
GSH社が開発した「HRV mini」は、HRVを簡便に測定します。測定器上部を握ると約2分半で測定できます。握ることが難しい方はクリップを腕、または足首に装着することで測定ができます。
測定結果は、ストレスや疲労度、そして睡眠状態として表示され、クラウドにより個別記録が可能です。

〇 「HRV mini」のデータを他機器と連動させ、コンディションケアにもDXを。
JCLSは、CheerLシリーズを利用する際に指標が必要であろうと考えていました。そこで巡り合ったのがGSH社、そして「HRV mini」でした。
CheerLシリーズの音波振動マシン「evolio」との相性を高めるため、「HRV mini」の測定結果は、「evolio」のモード設定等に活かされます。ストレスや疲労の状態によって、モードの種類や音波振動の強弱、音波の高低設定が可能となります。さらに、お勧めの食材情報も提供いたします。
こられによって、働く介護スタッフの皆さんのココロとカラダのコンディションを支えていくという仕組みです。
現在、「HRV mini」は最終仕様の確定を準備しており、完成次第、お手元にお届けできることとなります。
ご期待ください。
〇 GSH・JCLSのパートナー契約調印式、緊張!の一幕
GSH社は、台湾の新竹市にあると前述しました。
新竹市は、IT関連の工場や企業が集中しており「台湾のシリコンバレー」と呼ばれています。半導体受託生産の世界最大手のTSMCもこの新竹市に本社があります。
このような地域にあるからでしょうか、GSH社はメディアや自社NEWSへの発信を積極的に行っています。
GSH社から「HRV mini」の取り扱い開始をパートナー契約と位置付けて、JCLSとの契約調印式を行いたいと依頼がありました。その様子を社外に発信していくとのことでした。
私はアップライド社の代表であり、JCLSの取締役も兼務しているため、この調印式には私がJCLS代表の代行をさせていただきました。
パートナーとなることは大事なことですが、一契約についてこのような調印式を行うことに慣れておらず、とても緊張しながら臨んだ調印式となりました。

