皆さんこんにちは。
身体の疲れがとれないため指圧マットに手を出した、マニアックこと栗原です。
運動不足の解消をしなければと思いつつ、楽な道に逃げたくなるのは人の性ですね。
さて、アップライド株式会社では、介護現場の“いま”を軽くする道具と仕組みを提案してきました。
今回は、日本ケアリフトサービス株式会社(以下:JCLS)が立ち上げた健康サポートブランド「CheerL(チアエル)」をご紹介します。
直接の介助だけでなく、働く人のコンディションづくりや、利用者の方々の快適な日常づくりに寄り添うことを目指してCheerLは生まれました。
■ 1. 「CheerL」に込めた意味とデザイン
まず、名前の由来です。CheerLは“Cheer(応援)”と“Yell(声援)”を束ねています。
働く人と利用者のどちらにも寄り添い、前向きな一歩を後押ししたいという思いを込めました。
既存ブランド「SOEL」との統一性から、語尾に“L”を配しています。
次に、デザインです。
ロゴは心拍変動の周波数をモチーフに、心身のリズムと安定を象徴しています。
視認性の高いゴシック体をベースに、ブルー~エメラルドのグラデーションで「テクノロジーと未来」を表現し、アクセントのオレンジで「活力」を添えました。
健康サポートを日常と仕事の動線にシームレスに溶け込ませることが目的です。

頑張るあなたに”チア”と”エール”の掛け声をかけて応援していきます!
今回はCheerLから、2つのプロダクトをご紹介します。
■ 2. 音波振動マシン「evolio(エヴォリオ)」―短時間で“全身”に働きかける新提案
CheerLの柱の一つが、音波振動マシン「evolio」です。昨年の国際福祉機器展(HCR)での展示を経て、本年度より本格展開します。
区分としては「特定電気用品(電気マッサージ器)」のPSE認証を取得しており、医療機器ではありません。
つまり、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではない点にご留意ください。
ねらいは“治す”ことではありません。
”日常のコンディショニング(からだを整える習慣づくり)”を後押しすることにあります。
一般的なモーター振動ではなく「スピーカーの原理」を応用し、乗るだけで音波のエネルギーを身体に伝えるように設計しています。
筋線維が素早く収縮とリラックスを繰り返しやすい環境づくりを目指すことで、短い時間でも“からだを動かした感覚”を得やすいのが特長です。
さらに、重い器具を扱いません。
関節・靭帯・腱への過負荷を抑えやすい点も日常利用に向いています。
既存のトレーニングやケアと併用することで、体感のしやすさと継続のしやすさに価値が生まれます(感じ方には個人差があります)。
活用イメージは次の通りです。
スタッフには、シフト前後のリフレッシュや休憩時間の下肢ケアとして。
利用者には、座位・立位練習前の“準備”や入浴後のクールダウンのタイミングとして。
いずれも見守り下の短時間利用を前提に、施設の基準と体調を最優先で運用します。
マシンに乗る時間の目安は1回5分~15分程度をおすすめします。

音波振動マシン【evolio-エボリオ-】
■ 3. 「ストレッチトレーナー」―姿勢をほどき、明日の動きを軽くする
もう一つの柱が、全身ストレッチを一台でガイドできる「ストレッチトレーナー」です。
省スペースで安定感があり、電源を使わないため運用が非常にシンプルです。設置するだけで使える点は、大きなメリットだと感じています。
おすすめの対象は、立ちっぱなし・前かがみ姿勢が多い職種です。
たとえば、入浴・ベッド上介助、洗い場、調理、清掃、デスクワークなどが当てはまります。
腰背部の張りや肩周りのこわばり、脚裏の硬さが気になる方にも適しています。
さらに、利用者の日課づくりとして、活動前後の静的ストレッチをルーチン化したいケースにも向いています。
ストレッチの基本原則は三つです。
・息を止めない
・反動をつけない
・張りの範囲で20~30秒キープし、ゆっくり戻す
1~3回の反復を目安に、その日の体調で深さを調整します。
地味ですが続けやすいこの基本が、翌日の動作を軽くし、不意の踏ん張りによるヒヤリ・ハットを減らす土台になります。
スタッフのケア前後、利用者の活動前後に同じ手順で回せる点も強みです。
かくいう私も、事務所仕事の日は休憩時間に活用しています。

電源不要!ストレッチトレーナー
■ 4. フィールドの声―うきま幸朋苑モニターの所感
今回、特別養護老人ホーム うきま幸朋苑の職員の皆さまに「evolio」と「ストレッチトレーナー」をモニターとして体験いただき、率直な感想を集めました。
特にストレッチトレーナーは好評でした。
「休憩時間に自然と足が向く」「短い時間でも背中がのびて呼吸がしやすい」といった声が多く寄せられています。
興味深いのは、介護職だけでなく事務職の方々にも好評だったことです。
パソコン作業で固まりがちな肩~上背部や、長い座位時間で生じる腰背部の張りに対して、迷わず安全に、短時間で取り組める点が評価されました。
一般に、介護現場の労働環境改善は介護職員向けの福祉用具や設備が中心になりがちです。
いっぽうで、CheerLは事務・調理・清掃・相談員など、組織を支える多様な職種にもアプローチできます。
現場全体で“疲れをためにくい文化”をつくるには、全職種が同じ土俵で身体メンテナンスにアクセスできることが重要です。
今回のモニター結果は、その可能性を具体的に示してくれました。
なお、evolioについても評価をいただきました。
短時間で“からだを動かした感覚”を得やすいこと。
下肢中心のケアに取り入れやすいこと。
感じ方や適した使い方には個人差がありますが、体調の見極めと無理のない範囲設定を前提にすれば、続けやすい仕組みとして現場に馴染むことが確認できました。

作業療法士 幸村さんに作成していただいた介護職員向けのおすすめストレッチです
■ 5. CheerLが変える職場の当たり前―ノーリフティングケアとの接点
介護現場では、腰痛を中心とする筋骨格系の不調が、人材確保と定着に直結する課題になっています。
国も「抱え上げない・持ち上げない・引きずらない」ノーリフティングケアの普及を後押ししています。
その本質は、労働安全衛生マネジメントの構築と推進にあります。
危険源を減らし、負担を平準化し、働き方を持続可能にする取り組みです。
JCLSは、介護リフト等の導入支援に加え、職場を“仕組み”から整える「M.I.S.」を推進してきました。
CheerLは、その実装レイヤーを人の身体メンテナンスへ広げるブランドです。
・SOEL=介助そのものの負担を下げる生産性向上の仕組み
・CheerL=スタッフと利用者の状態を日常的に整える仕組み
この二つを併走させると、現場は変わります。
① 介助動作が軽くなる(技術×環境)。
② 疲労が溜まりにくく、判断が落ちにくい(安全)。
③ 痛みや張りを“こじらせる前”にケアできる(予防的)。
④ 職員が辞めにくい(定着)。
結果として、ケアの質が安定し、利用者の快適性やスタッフのモチベーションアップにも良い循環が生まれます。
しかも、この視野には事務・調理・清掃などの業務も当然に含まれます。
CheerLは、そうした【現場の“全体最適”】を目指すブランドです。
■ 6. まとめ―“疲れを放置しない文化”を、道具でつくる
CheerLは、働く人と利用者の両方に寄り添い、声をかけ続けるブランドです。
音波振動の「evolio」で短時間に全身へ心地よい刺激を巡らせ、「ストレッチトレーナー」で姿勢と可動域を穏やかに整えます。
その積み重ねが、ノーリフティングケアの実現度を上げ、職場の安全・定着・ケア品質を底上げします。
身体の疲れ、出ていませんか?
CheerLは、今日のあなたと大切な利用者に“チア”と“エール”を届け、明日のからだを軽くします。
JCLSとアップライドは、道具と仕組みの両輪で、あなたの現場に実装される健康をこれからも提案していきます。