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アップライド社員が語る!「私にとってのノーリフティングケア!」VOL.1

みなさま、こんにちは!
トランスファーサポートチームの山下です。

依然、雨男から脱却できていない私ですが、もう何個か悩みがあります。
その一つが「よく蚊に刺される」です。気付くといたるところが蚊に刺されています。
外にいると、腕や足はもちろん、時には額や顎にも蚊に刺されていることも…
これは蚊に刺されやすい、刺されていることに気付かないどちらなのでしょうか。
以前、テレビで梅雨明けが早い年は秋口に蚊が大量発生するというニュースを見ました。
蚊に刺されやすい私にとって、今年の秋は過ごしやすくなるのか、全ては蚊の発生次第で左右されると言っても過言ではありません。

さて、話は変わりますが今回のアップライドマガジンは「ノーリフティングケアのお仕立て」をモットーに日々営業に出向いている個性豊かな営業4人衆がどのような想いでみなさまと関わらせていただいているのか計4回に分けて語らせていただきます。

第1弾は元介護士である私、山下が語ります。

また、ノーリフティングケアについては先日、栗原が投稿したアップライドマガジンの記事を参照していただければと思います。

ぜひ最後までご一読いただければと思います。

 

当時はノーリフティングケアに否定的だった

まずは私が今までノーリフティングケアとどのように関わってきたのか簡単にお話します。
私がノーリフティングケアと出会ったのは、施設で介護士として働いていた約10年程前でした。
当時の私は、自分の介護技術に自信を持っており、腰痛予防が大切なことは理解していましたが、介護リフトを使うことに対して「こんなの使わなくても大丈夫」「めんどくさい」「時間がかかる」等、かなり否定的でした。
ですが、そんな私でも介護リフトを中心に様々な福祉用具を使ったノーリフティングケアを継続する中でその必要性を実感しました。
それは腰等への身体的な負担軽減だけでなく、ご利用者の身体状況の変化や一緒に働く介護スタッフの表情等の変化、その変化に私が気付けるようになったからです。
そこから私はノーリフティングケアを実践するだけでなく、他介護スタッフにもノーリフティングケアの技術や思考を普及することにより一層注力するようになりました。
今、振り返るとこの経験がとても貴重だったなと思います。
その中でも記憶に残っている出来事を3つご紹介します。

 

勤務後の疲労感に雲泥の差!?

1つ目は介護スタッフの身体的な変化のお話です。
他の施設から転職してきた介護スタッフがいました。その方が以前働いていた施設では介護リフトがなく、抱え上げる移乗介助を行っていました。
介護リフトを使った移乗等、ノーリフティングケアを続けていく中で、私にこんなことを言ってくれました。

「仕事が終わった後の疲労感が今までと全然違う。今までだったら仕事が終わったら疲れ果てていて、家に帰ったらすぐに休みたくなってたけど、今はちょっと何かしようかなって思えるくらい疲労感が違う。特に腰の疲労感が全然違う。」

この話をしてくれた介護スタッフは前施設も含めると私よりも介護経験は長い方でした。
移乗環境が変わるだけで、身体(特に腰)への負担軽減に効果があるのだと再認識した出来事でした。

 

見えなくても安心できる!

2つ目はご利用者の安心に繋がったお話です。
そのご利用者は視力がほとんどないものの、意思疎通が図れる方でした。
身体は細身でしたが、足に力が入らないため、私は介護リフトでの移乗方法を提案し、実際に体験してもらいました。
その時の感想を聞いたところ、このように話されました。

「最初は何も見えないから怖いかなと思ったけど、実際に吊られると全然怖くないわね。動きもゆっくりだからなんだか安心できる。今までは手で移してもらってたけど、中にはけっこうな速さでサッと移す人もいたから時々怖いと思ってたのよ。」

このお話を聞いて、移乗介助では転倒や転落等の事故だけでなく、介助の速さに対しても不安や怖い思いをさせないような配慮が必要で、そのために介護リフト等の福祉用具を上手く活用していくことが、ご利用者安心を与えることに繋がると再認識しました。

 

老若男女問わず、自信を持って移乗が出来る!

3つ目は介護スタッフの精神的な効果のお話です。
とある年の新入職員で小柄な女性スタッフがいました。
入職当時は自分が非力なことを気にし、移乗介助に対してかなり不安を抱いていました。
その後、スライディングボードや介護リフト等、福祉用具を使う技術を磨いていき、数か月経った頃、表情や姿勢に変化が現れました。

ベッドから車椅子に移乗した後に居室から出てきた姿が以前の自信なさげな表情とは明らかに異なり、胸を張った堂々とした姿勢で自信にあふれた表情でした。

声を掛けたら「私は力がないから、最初は不安で仕方なかったですけど、リフトとかの使い方に慣れてきたらなんだか私でもちゃんと移乗ができるんだと思えるようになったんです。」と話されてました。
福祉用具の活用で体格差があっても自信を持って介助を行えるようになると再認識させてもらいました。

 

「身体」だけでなく、「心」も楽にしたい!

 

このような経験から私が皆様に

「身体」だけでなく、「心」も楽にしたい!

という想いでノーリフティングケアを伝えています。
それは介助者だけでなく、ご利用者に対しても同じです。
私のノーリフティングケアの経験は「身体」だけでなく、「心」に対しても良い効果を実感したものでした。
働く環境はキツイ、大変な環境よりも快適で少しでも負担が少ない方が良いと思います。また、ご利用者も快適な環境で生活したいと思っていると思います。
私も介護施設で働いていたので、日々皆様がどれほど尽力しているのかある程度わかります。
そこにノーリフティングケアが加われば、今よりも更に良い職場環境、生活空間を生み出すことが出来ると思います。

私の将来の目標は
「介護リフトを日本中に広める」
「介護リフトが当たり前になる世の中を作る」
です。
それがおのずとノーリフティングケアの普及にも繋がってくると思います。

以上が私、山下にとってのノーリフティングケアへの想いとなります。

私と一緒にノーリフティングケアを通じて、より良い介護現場を作っていきませんか?
この記事を読んで、ノーリフティングケアや介護リフトにご興味がありましたら一度ご相談いただければと思います。

 

次は誰でしょうか…
次回もお楽しみに!!

第二弾はこちら→アップライド社員が語る!「私にとってのノーリフティングケア」Vol.2

ノーリフティングケア
この記事を書いた人
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山下奨
元介護士。最初は「No!リフト」派だったのが、次第にリフトの魅力に引き込まれ、「リフトを世の中に広めたい」と一念発起し、営業職へと転職。
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