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【元介護士が伝えます!】介護施設の方、必見!失敗しない介護リフトのトライアルサービス「サザンカ」
2022.7.15

みなさん、こんにちは。

トランスファーサポートチームの山下です。

気付けば私がアップライドに入社してから2年が経ちました。周りの方々から「まだ2年?もっといる気がする」「ベテラン感が出ている」等とお褒め(?)の言葉をいただき、この業界に馴染んだことを実感しています。

さて、今回は弊社が昨年度より提供し、今年度から「サザンカ」というネーミングで施設様にご紹介している介護リフトのトライアルサービスについてご紹介させていただきます。

「サザンカ」はよくあるデモとどのように違うのか、「サザンカ」という名前に込められた想い等をお伝えしますので、ぜひ最後までご一読していただければと思います。

 

短期間のデモでは効果を体感しきれない!!

 

介護リフトに限らず、施設様で様々な福祉機器を新たに導入・検討する際はデモ(お試し)をまずはすると思います。

ですが、デモ期間が1週間程度の場合が多く、実際に現場で使用する介護スタッフ全員ではなく、限られた介護スタッフしか使用することが出来なかった、対象となりそうなご利用者様に実際に使用することが出来なかった、ということが多々あるかと思います。

その結果、機能や操作方法を知ることは出来たが、具体的な導入に向けた検討までには至らなかったという経験をされた方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

特に介護施設ではまだ普及しきれていない介護リフトだと、短期間のデモではスリングシートの装着等の手順が従来の人力介助での移乗と比べて多いと感じてしまい、更に機械を使ってベッドや車椅子に移乗をするということで、「時間がかかる」「(使うのが)面倒くさい」とネガティブな印象を持ってしまいがちです。ネガティブな印象から費用対効果を実感できず、いくら腰痛予防等への効果があったとしても導入に前向きになりきれないことに繋がる可能性があります。(もちろん、うまく導入に繋がった施設様もいらっしゃいますが…)

 

介護現場に知って欲しいことは「リフトを使ったケアで介護現場がどう変わるのか」

 

今回ご紹介する介護リフトのトライアルサービス「サザンカ」は、抱え上げる移乗介助をしてしまっている場所に最大で3台、3か月間という長期間でのデモとなります。

では、どのような場所に設置するのか、簡単な例を挙げてご説明したいと思います。

ご利用者様に移乗介助を行う場所は、主に①居室②トイレ③浴室という3箇所が多いかと思います。

その中で、移乗介助の環境改善効果が高いのは、上記①と③がほとんどです。

そのような場所に介護リフトを設置します。

つまり、実際に介護リフトを必要としている場所で、移乗介助の時に使用することができるのです。

そうすることで、介護リフトを使用して移乗介助を行うことが介助者(介護スタッフ)やご利用者様にどういう効果や変化があるのか体感することが出来ます。

ここが「サザンカ」の大きな目的となります。

私たちが介護現場に知って欲しいこと、それは「リフトとはどのような機能、使い方をする機器なのか」だけではなく、「リフトを使ってケアをすることで介護現場にどのような変化、効果をもたらすのか」です。

 

効果を実感するには「使い続ける」ことが大切

 

では、なぜ3ヶ月間という長期間デモをするのか。

それは、介護リフトの効果を実感するためにはまず操作に慣れる必要があるからです。

操作に慣れなければ操作方法を覚えることに必死になってしまい、介護リフトの効果や介護現場の変化に気付きにくくなってしまいます。

だからこそ3ヶ月という長期間、介護リフトを使ってみる必要があります。

弊社が考える3ヶ月間の流れは以下となります。

・1ヶ月目は介護リフトの操作に慣れる期間

・2ヶ月目は介護リフトを使った現場のケアの流れを再確認、検討する期間

・3ヶ月目は介護リフトの効果を振り返り、現場に介護リフトが必要か、検討する期間

このような流れで3ヶ月間、介護リフトを使用することで具体的に介護リフトの効果を見出すことができるようになります。

また、設置する機種については事前の打ち合わせを通して、設置を検討している場所や目指す介護現場の姿や動き等を確認した上で、その環境に適した介護リフトを提案させていただきます。

その結果、より一層介護現場への介護リフトの効果を実感しやすくなるでしょう。

 

介護現場の「困難に打ち勝つ」という思いが込められた「サザンカ」

 

介護リフトの効果として、①介護の質(の向上)②安全安心③腰痛予防の3点が挙げられます。

その効果を体験するためには上述のような機会が必要でした。そのために弊社は新たに介護リフトのトライアルサービスを考えました。

提供開始当初は「サザンカ」というネーミングではなく、「リフトのデモ祭り」「トライアル」等のネーミングで施設様にお伝えしていましたが、弊社の思いが込められたネーミングを作ろうと社内のブランディングメンバーを主体とし、新た「サザンカ」というネーミングを決めていきました。

ここで、「サザンカ」に込められた思いをお伝えしたいと思います。

「サザンカ」は介護リフトを3台×3ヶ月使うことで、上記の介護リフトの効果3点含め、介護現場がどう変わっていくのか、トライアルを通して実際に体験してもらう。そこから介護リフトがスムーズにご施設様に導入できるよう支援したいという思いが込められています。

また、「3×3=」は九九の語呂合わせで「サザンガ〇〇」と言っていたので、「サザンガ」から「サザンカ」と派生しました。(九九、懐かしいですね)

「サザンカ」は花の「山茶花」をイメージしています。実は「山茶花」には「困難に打ち勝つ」「ひたむきさ」という花言葉があります。

「介護リフトの導入」と「抱え上げる介助による腰痛等で辛い介護現場」の困難に「サザンカ」を活用して「打ち勝つ」、そのような思いから「サザンカ」というネーミングにしました。

 

「これなら介護リフトがもっと介護現場で使われやすくなる!」

 

「介護リフトを世の中に広めたい」

私がアップライドに入社したのはこのような思いが発端でした。

上司から「サザンカ」についての話を聞いた時、「これなら介護スタッフにとって介護リフトが身近に感じ、使われやすくなる!」と思いました。

元々介護リフトに対して否定的だった私が、なぜ転職をするほど介護リフトにハマったのか、振り返ってみると、介護リフトを使い続けたことで効果を体感できたからでした。

介護リフト等の機械を使った介助に抵抗があるかと思いますが、介護スタッフとご利用者様への効果を考えると機械を使う介助も必要だと私は思っています。

「サザンカ」はその効果を確実に体感できるトライアルサービスです。

介護リフトに興味はあるけど導入に踏み切れなかった、過去に導入したけど上手く活用出来ずなかったご施設様は少なからずいらっしゃるかと思います。「サザンカ」はそのようなご施設様にうってつけのトライアルサービスです。

この記事を読んで、『介護リフトのトライアルサービス「サザンカ」』に少しでも興味をお持ちになったご施設様がいらっしゃいましたら、一度ご相談いただければと思います。

アップライドと一緒に「困難に打ち勝って」いきましょう!!

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この記事を書いた人 山下奨
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元介護士。最初は「No!リフト」派だったのが、次第にリフトの魅力に引き込まれ、「リフトを世の中に広めたい」と一念発起し、営業職へと転職。
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