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初めてのサザンカ導入物語 ―トランスファーサポートチーム編―

こんにちは。
トランスファーサポートチームの山田です。

近頃は日に日に暖かくなり、春の訪れを感じられるようになってきました。
春といえば始まりの季節、挑戦の季節ですが、実は私も例に漏れず新しい挑戦に臨んでおります。

今回の記事では、そんな私の営業日記をお楽しみいただけますと幸いです。

 

初めてのトライアルサービス『サザンカ』

弊社に『サザンカ』というサービスがございます。

3ヵ月3台のリフトのトライアルを通じて、単なる機器としてのリフトのお試し利用だけでなく、リフトによるケアの環境の変化を丸ごと体験して頂くためのサービスです。
おかげさまで多くのご施設様にご好評を賜り、弊社も自信を持ってご提案させて頂いております。

お客様にとって『サザンカ』はどんなメリットがあるのか、山下が詳しくご説明している記事もございます。よろしければ併せてご覧ください。

【元介護士が伝えます!】介護施設の方、必見!失敗しない介護リフトのトライアルサービス「サザンカ」

また弊社ウェブサイト内に、『サザンカ』の特設ページもご用意しております。
コチラも是非チェックしてみて下さい!

↓クリックで特設ページをご覧いただけます。

 

さて、記事冒頭で申し上げた私の新しい挑戦というのも、この『サザンカ』を初めての単独担当案件でお客様にご提供することです。

弊トランスファーサポートチームの粋が詰まったサービスを、私も自分なりに解きほぐし、お客様にとっての価値あるものとしてご提供したいと思っております。
入社2年目の新人である私にとっての『サザンカ』とはどのようなものなのか、そんな自分なりの想いも書かせて頂きます。

 

『サザンカ』で何ができるのか 何が変わるのか

私が今『サザンカ』をご提案している施設様では、もともと抱え上げないケアについて前向きな想いをお持ちでした。
利用者様を抱え上げない環境を目指す中で、ツールをどのように導入するかという課題に対して、『サザンカ』という枠組みにご興味をお持ち頂きました。

具体的に、施設のご担当者様とリフトの導入場所・目的をご相談したところ、大きく2つの命題が浮かび上がってきました。それぞれの課題に『サザンカ』がどのように効いてくるのかも、お話合いの中で見えてきました。

 

①介助者様・利用者様双方に安全な移乗介助がしたい

アップライドマガジンでは度々お伝えしておりますが、リフトを使った移乗介助は、介助者様・利用者様双方に安全なケア環境をもたらしてくれます。
介助者様の腰痛リスクや、移乗中の転倒・転落のリスクの低減はもちろん、利用者様の筋緊張の緩和や褥瘡の予防といった効果も期待できます。

抱え上げないケア環境が何をもたらしてくれるのか、以下の栗原の記事をはじめ、他記事でも様々な観点から詳しく説明しております。

【マニアックが語る】腰痛予防だけではない!介護の新常識『ノーリフティングケア』ってなに?

タグ:ノーリフティングケア入門

ですが、実際にリフトが施設内でどの程度成果に寄与してくれるのかどうか、検討の為にはどうしても時間がかかります。
また、居室・浴室など状況の異なる環境でリフト導入効果をたしかめようとすると、複数個所の移乗シーンにそれぞれリフトが必要です。

そのために長期間・複数台のリフトのトライアルは、有効に活用して頂けるものと思っております。

 

②リフト浴を使って入浴の回転率を上げたい

今回の施設様の浴室は、ご家庭のものと同じような脱衣場・浴室がほとんどで、一カ所だけある機械浴槽をなんとか活用しながら、利用者様の入浴回数を確保していらっしゃいました。
入浴の回転率については、現場のケアワーカーの皆様も解決すべき急務として意識してらっしゃるようでした。
そのため、各フロアのお風呂場にリフトを導入してみて、入浴の環境がどう改善するかを検討してみることに致しました。

リフト浴は、一般浴と機械浴のいわば中間としてお使い頂けます。
例えば、一般浴の浴槽がまたげないけれど、支えがあればゆっくり歩ける方。はたまた、立位は取れないけれども、機械浴槽ではなく湯船につかりたい方。
そんなニーズに応える「中間浴」を設けることで、利用者様の入浴時間の調整に余裕が生まれます。

 

しかし、そのためには入浴時の動線・介助者様の割り振り・利用者様のスケジュール等、検討しなくてはならないものがたくさんあります。
その点『サザンカ』は、まず職員の方が操作に慣れ、動線やローテーションの検討に着手し、しばらく試したら効果を検討し……。
そんな試行錯誤を、時間をかけて行って頂けます。

 

以上2点を主な目的として、この施設様ではサザンカが花開こうとしています。
3か月後に、皆様に「リフトを使ってよかった」と仰っていただけるよう、精一杯お手伝いさせて頂きたいと思っております。

 

 

ここまで、私の今春の挑戦の様子をお読みいただきました。

今回の施設様のように、お客様からリフトのご相談を頂く際には、お客様の中にどんなお困りごとがあるのか、それをリフトが解決できるのかをご一緒に確認しております。
そのうえで、お客様の環境や働き方にあった解決方法を、私とお客様の二人三脚で推進していけたなら、これほどうれしい事はございません。

今後ともよりよいご提案ができるよう精進してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます!

ソエル
ノーリフティングケア
介護リフト
移乗・移動
この記事を書いた人
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山田連
2022年3月にアップライドへ入社。新卒者のフレッシュさを武器に日々成長中!
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